ちょっぴり上から目線な学生が書くブログ

大学3年次を休学中し、インド留学と世界一周へ。IT留学と人材会社で長期インターンを経験し、17年1月から約2ヶ月の世界一周。留学、恋、人生観、旅、その他は自由に書きたいことを書いてます。

海外駐在15年!インド京セラ社長北村氏の講演会とは?

 こんにちは。インドに来てから、本当にいろんな人がいて、出会いに恵まれているなと日々感じています。


 そこで、今回は昨日MISAOの生徒の一人が企画してくれた講演会に行ってきました。スピーカーはインド京セラ社長の方。大企業のインドのトップです。いい話が聞けました。自分の感想なども加えながらまとめたいと思います。


日本人は世界で戦える人材になれるか

 テーマは見出しにあるように「日本人は世界で戦える人材になれるか」というものでした。企業のトップで働く人からお話を聞ける機会はあまりないので有意義な時間が過ごせました。


  ~インド人とはどんな人材かについて~

まずはインド人とはどのような人材かについて書きたいと思います。ご存知の通り、インド現在の人口は世界2位で約12億人程。平均年齢は20代半ばで、今やいくつかの世界の名だたる大企業のトップがインド人です。


 Google CEOのスンダー・ピチャイ氏、ソフトバンク代表取締役副社長のニケシュ・アローラ氏、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏など、世界の名だたるIT企業の経営者を次々と輩出しているのがこの「インド」です。


 また、アメリカのシリコンバレーの企業の創業者がインド系の割合は 2012 年には33.2%でした。若者が多くて、しかもハングリーで世界のリーダーにもなれる。インドの多様性の中での柔軟性やタフさが大きく影響してるのでしょう。インドという国自体がすでにグローバルに近いからかもしれません。島国で単一民族国家の日本とは全く異なる環境です、ここインドは。


 ~インドで働くということ~

 では、その「インド」で働くことは一体どういうものなのかと。



 まず、前提として北村社長曰く、これからはアフリカやインドなどの新興国で働けるような人材ではないとダメだと。こんなにはっきり言ってないかもしれませんが。


 つまりこれはどういうことを意味してるか。北村社長が、グローバル人材であるとおっしゃっていたのが、


「日本と違い、厳しい環境、異なる商習慣の中で悪戦苦闘し、心が折れそうになることばかりが起きてしまう日常。だが、ここが主戦場。こういった新興国で文化・習慣を理解し、現地の人と一緒に仕事ができる人」ような人材。


 世間でグローバル人材というと、いろんな話を聞き、定義も人それぞれでしょう。正直未だにどれが正解なのか分かりませんが、どれも正解であると思います。


 その中でインドで7年、中国で6年、シンガポールで1年の経験をして、異なる文化的背景を持つ人々と共に働いて、まとめ上げてきた経験がある方からの言葉だったので非常に重みがありました。やはり長年トップで活躍してる人の話はすごかったです。


 いかにしてインド人に会社の現地人を自分を惚れさせ、「こいつのためなら死んでもいい」くらいの気持ちを彼らにもたせられるか。


 これを実現させるために必要なのは、英語だけでは無理だと。もちろん英語はあった方が当然良いでしょうが。では何が必要か。


 ~必要なことは何か?~

 まずは日本人らしさを忘れないことだと。北村社長がこれを感じたのはかつての東日本大震災の時。その動画をみせていただいたのですが、本当にぐっとこみ上げて来るものがあって。世界に本当に日本人の「心配り、気配り、思いやり」を発信出来たのがこの震災であったと。


 仕事をする際でも同じではないのか。北村社長が何度もおっしゃっていたのが「人のためにどれだけ尽くせるか。」これ関連のお話はいくつかしていただいたのですが、だいぶ文にすると長くなってしまいそうなので今回はなしで。北村社長自身、社内で「I Care You.」つまりすべての人を大切にすることを徹底的に会社の文化にしてきたそうです。


 仕事をする際、人を動かすのは次の3つだともおっしゃってました。「愛情・志・情熱」。この言葉だけ聞くと、なんか胡散臭いとか感じる人がもしかしたらいるかもしれません。しかし、特に新興国でリーダーになる時にはこれが重要だとおっしゃっていました。
 僕はあまりこういった考え方はこれまであまり大事にしてないというか、そんなに関係ないんじゃないか、やっぱりもっと大切なものがトップになる人にはある、とか考えていました。特に海外なんて言ったらなおさらだと思ってました。まず大事なのはそんなものじゃない。もちろん、北村社長はすでに他のトップの人間としての要素は備えているでしょうが。



 加えて、実行しきることの大切さも解いていました。人物とは、能力<生き方、知識<行動であるべきだと。大切なものは本を読んだりしただけじゃ身につかないですよね

~トップの様々な視点~

 これまで、色んなトップの方やすごい方たちとお話させていただく機会がありましたが、北村社長のような方はあまりいませんでした。


 どちらかというと、トップとしてのスキル、素質、カリスマ性などで引っ張っていく感じの方がこれまで多かったように思います。このようにあえて言うなら感情論に近いようなパッションで人を動かすタイプの人はこれまで少なかったような気がします。


 彼はバイタリティーがすごくてとてもあと少しで定年を迎えるとは思えませんでした。この世代の方の話を聞くことはほとんどなかったということもあるのか、とても新鮮味があって、いい勉強になりました。また、一つ視野が広がった感じです。


 やはりいろんな所に出向いて、話を直接聞くことって改めて大切であるなと感じることができました。


 一応最後に記念撮影したので。(笑)

 ちょっと個人的な話は人数、時間の関係であまりできなったので、また別の機会にお話を伺いしたいです。いつでもウェルカムだとおっしゃっていたので。


 朝からなんか気づいたら長文書いてました。(笑)まあそれだけ得られたものが多き買ったのだと思います。また今回の講演を企画してくれた、よしと田中さん、ありがとうございました。


 本日も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/








×

非ログインユーザーとして返信する