ちょっぴり上から目線な学生が書くブログ

大学3年次を休学中し、インド留学と世界一周へ。IT留学と人材会社で長期インターンを経験し、17年1月から約2ヶ月の世界一周。留学、恋、人生観、旅、その他は自由に書きたいことを書いてます。

自分の頭で考える。そろそろ就活生辞めませんか?

「就活生辞めませんか?」


売上1人1億、1000%の成長を果たす生産性の高さ。株式会社MEJ


知らない人も多いかもしれないが、僕の好きな会社一つであり、サマーインターン「OVER」では大変お世話になった。その最終回 OVER3rdの合宿で、次のようなお題が課せられた。


「MEJの2020年度新卒の採用計画を作成せよ。」


このお題に対して、僕のチームがキャッチフレーズとして一番シンプルに、そして大きく伝えたのは、タイトルにもある「就活生辞めませんか?」というものだった。


どういうことか説明しよう。


MEJの求める人材にはいくつかの要素がある。どこの会社でもこれは同じはずだ。それらの要素の中で、僕らが計3回のインターン中に、耳にたこができるくらい言われたフレーズがある。「Hard Think」だ。


は?なにそれ?と思う方もいるかもしれない。簡潔に説明すると「Hard Workではなく、頭を使って生産性を高めよう。」ということだ。


会社はHard Thinkできる学生が欲しいと。


では、Hard Thinkできる学生とは、一体どんな学生なのだろうか。どんなワードが一番刺さるのか。どう訴求ポイントだったら、会社とのミスマッチが起こらないのか。


その結果、僕らが考え抜いて選んだのが「就活生辞めませんか?」だ。常に物事に疑問を持ち、自分で考えて行動に移し、就活という存在自体を再定義できるような人が、Hard Thinkできる学生ではないかと考えた。

そもそも就活とは?って考えたことがあるのだろうか


これまでの「就活」というワードから思い浮かべられるものを想像してほしい。


ES、スーツ、GD、などなど。


しかし、果たしてこれらは本当に必要だろうか?それはここでは論点にしないが。しかし、ここで言いたいことは、こういった存在に対して、何一つ疑問も抱かずに、世間の流れ的にみんなやっているからただその流れに身を任せる思考停止の状態が問題だ、ということである。


他に例を挙げると、サマーインターンの参加時期などもあるだろう。


僕が初めて参加したのは、19年卒なのに17年4月だ。何なら有難いことにそこへの入社も決定している(サマーじゃない!ってツッコミはなしで、そのインターンの詳細はこちら。)さすがに僕もちょっと早すぎる気もしなくはない。


でも実際に、あのエンカレッジでは、4月にもう10社程集まるイベントはあった。いくつかのベンチャーでは5月くらいからバリバリ面接を行っていた。


就活におけるサマーインターンの重要性、就活解禁日を企業がガンガン無視している事実が18卒新卒では普通にあったことは、知っている人にとっては当たり前の話だろう。


このことを知ってて、自分で考えた末、あえてアクションを取らないなら全く話は別だ。


だが、「3年始まったけど、まだ全然動かなくて大丈夫っしょ!」とか抜かしている奴は、完全に終わっていると思う。なので、今の1,2年生がもしこの記事を読んでで、そんな人が周りにいたら、企業からのお祈りメールが来る前にこっそりとお祈りでもしたらどうだろうか。(冗談です)

「ヒト」とはどういう存在であろうか?

ある日、たまたまNewsPicksのイノベーターズ・トークの連載にて、大阪大学大学院教授である石黒浩教授の連載第2回「自分の頭で考えない人間はゴキブリと同じだ」を読んで、かなり強烈な印象を受けたのを今でも覚えている。


簡単に言うと、石黒氏の主張はこうだ。

知的活動、すなわち「考える」ことができるのが人間である。でも、グローバル企業の生産ラインでは、すでにロボット化できるのに、人が作業をしている。それは、ロボットを導入するよりも、人を活用したほうがコストは低いから。つまり、ロボットでも出来る作業だけをしているなら、その時間はロボット以下の価値しかないと言うこともできる、と。しかし、その後で、それでも幸せな人もいる。それはそれでその人がいいならいいのではないか。(一部筆者改編)

少し話は逸れるが、先日ある就活関連(?)イベントにて、SHOWROOM代表取締役社長の前田裕二さんのお話を聞く機会があった。イベントでは、なんともモデレーターとしてやりづらそうな感じはしたが、講演の一部で、


「そもそも就活とかを考える前に、自分にとって何が楽しいのか、ワクワクするのか、どんな状態がハッピーなのかを考えるべき。」


と仰っていた。うん、間違いないと思う。


この二人の話の引用から僕が言いたいことは、先程述べたことと同じだ。


そもそもなぜ就活をやるのか?もっと大きく考えて、自分の人生をどう生きたいのか?


これらの類の問いを自分の頭で考えず、とりあえず就活生になるのはおかしくないか?ということである。


今はぶっちゃけ、就活しなくても、フリーターのアルバイト代で月20万あれば生きていけなくはない。仕事なんてこの世の中にゴロゴロ転がっている。


フリーターが社会であまりマイナスなイメージを受けがちだが、僕のバイト先に高校卒業してフリーターの子が2人くらいいる。でも、別に無理して行きたくない大学や専門学校に行ったり必要なんて全くないと思っている。僕は行った方がいいこともたくさんあるって知ってるから行くことをオススメするけど、あくまで僕の価値観なので、押し付けることはしない。


自分の人生なんだから、自分の心に素直に、そして、後悔のないように生きればいいと思う。周りからとやかく言われても全部無視だ。家族や本当に信頼できる人だけに耳を傾ければ十分だ。結局ほとんどの人は、自分のことばかり気にしている。あなたの就職のなんか、どこかの居酒屋で酒のつまみにされるくらいで済む。気にする必要は皆無だ。

ミッション・ステートメントについて考えるインターン

「就活生辞めませんか?」に加えて、実はもう一つ大きく伝えたポイントがある。


「MEJはあなたに、『ヒト』として向き合う」という点だ。


合宿の2日目、内容はミッション・ステートメントを考える、というものだった。


ミッション・ステートメントとは、「人生で何が大切で自分がどうなりたいのかを宣言するもの」である。何のために生まれてきて、何のために生きるのか。今まで深く考えたことのないことを考えさせられる。(深くはなかったけど、2回くらい人生で考えさせられる機会はあった。)


このミッションステートメントが、どう「ヒト」として向き合うのか、に関係するのか。


すなわち、「就活生≠あなた」であり、「ヒト=あなた」としてインターンで向き合うということだ。


普通、会社というものには採用には、KPIがある。つまり、今年は何人採用するのが目標です!というものだ。当然だが、人事も良い評価が欲しいわけで、KPIを上回る採用が出来れば、社内での評価が上がるというわけだ。そうなると当然、どの会社の人事も「ねえ君優秀だからさ、うち来ない?成長できるよ?」的な謳い文句で、悪魔の密売商人ごとく言い寄ってくるのである。


でもMEJは違った。


勿論、その人が会社に合う合わないがあるからそれを見極めるためもあるだろうが、2回目のインターンOVERでは、「どうやったらその人が今の自分を超えて新しくなれるか」について、当日の班のメンバーで話す機会があった。


そして今回の合宿では、このミッションステートメントについて、当日の班で社員二人を含めて丸一日かけて話して決めるということを行った。あらゆるところで、新規事業立案とかのインターンが乱立している中で、圧倒的にMEJのインターンは違った。


まさに、自分を一人のヒトとして、とことん向き合ってくれた。そこらの手の込んでない訳の分からんインターンに行くよりよっぽど有意義な時間が過ごせたと思っている。僕の内定先も、このようにヒトとして向き合うという点では同じだった。だから、インターン選考中出会ったなかで、僕の好きな会社は内定先とMEJだけだ。


「他にもいい会社、インターンなんてたくさんある!」とか思う人もいるかもしれないけど、そりゃそうだろう。僕も全部見たわけじゃない。実際世の中に何万とある会社を見るのは無理だ。


さらに言わせてもらうと、いくらたくさんの会社見たって結果行くのは一社であって、さらに結局自分次第だからそんな変わらんし、会社の選択肢や情報が増えたところで意思決定がどんどん難しくなるだけだ(軸をしっかり持てば有意義な時間になるかもだ。)


なんならこの就活というものに時間割くくらいなら、他のことに時間使った方がよっぽどマシだと僕は思う。


長々と書いてきたが最後に少し。自分の人生、自分で責任もって歩んだ方がいいと思います。


他の人から言われることも一つの意見としてきちんとアドバイスには耳を傾けるべきであると思う。信頼できる人、尊敬できる人、そういった人の意見は確かに貴重で、それを貰える環境があるのは幸せなことだと思う。


でも、それらが絶対的に正しいわけじゃない。正解なんてない。どれが正しいかなんてわからない。そう、結局自分の頭で考えて、判断するしかない。


だから、みなさん、就活生辞めませんか?


では。

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